30代女性の美容クリームは高いクリーム=良いクリームなの?
30代女性の肌には高い美容クリームを買った方が良いの?
高いクリームは人件費や広告料なども含めた値段でもあります。
クリームは肌の天然の保護膜である皮脂と同等の働きをしています。
そのため油分が乳液よりも多く作られています。塗った際に重みを感じるのはこのためです。
肌の乾燥が気になるから水分だけで良いと思う人は多いと思いますが、水分だけでは留めることができません。
化粧水等で与えた水分や肌本来の水分は油分に守られてはじめて、潤いのある肌が保たれます。ですから油分は不可欠です。
中には美白効果のあるビタミンC誘導体やイソフラボンのように、皮脂を抑制する働きがある美容成分があります。
これらが配合された化粧水を使う場合、油分を後から補給しないと、乾燥が進む場合もあります。
美容クリームは多種多様ありますが、概ね高価であることが多いです。
同じ販売元でもブランドラインによっては1000円以下の商品もあれば、何万円もするものもあります。これは高級ラインには研究・開発費が含まれ、そのノウハウをプチプラが生かすからと言われています。
化粧品の価格に含まれている主要なものは、成分の原価、容器代、人件費、広告宣伝費、物流費、テナント料が挙げられます。
テレビCMや美容雑誌の表紙裏見開きページなどに掲載する場合の広告宣伝費は巨額ですし、デパートのようなテナント料が高い場所に出店している場合は、通販限定で販売している化粧品よりもコストがかかります。
高い美容クリームは30代女性のお肌を考えて作られている
デパートに入っている化粧品が高価なのは、それだけコストがかかっているからですが、高いからこそ味わえる特別な高揚感がありますので、高品質で安い方が確実に売れるという短絡的なものではありません。
高いものは美容成分の比重が多いのかと考えがちです。実際その通りの場合もありますが、それだけではなく、比重は同じでも、高いブランドにはプラスアルファの美容成分が配合されていることもあります。
例えば、美白効果を謳っているクリームにビタミンC誘導体だけだと乾燥しやすいのでセラミドやヒアルロン酸を一緒に配合しているなどです。
30代女性の肌に相乗効果が期待できる成分もプラスして、効果が出やすいような工夫がされていることもあります。
多ければ多いほど効果があるとは一概には言えません。現にビタミンCは、原液のままだと刺激が強すぎます。
30代女性は使い心地で美容クリームを選ぼう
成分表には多いものの順番に、全成分が記載されています。ただし配合成分が1%以下の場合は順不同でも良いので、メーカーが推したい成分をあえて前に乗せている可能性もあります。ちなみに、色素、香料は配合量関係なく最後にまとめて記載です。
化粧品である以上、医薬部外品であろうと、医薬品ではないので効果については限界があります。
ですから30代女性の方は、使い心地が良い、香りが好き、肌の調子が良くなったというような、自分の気持ちを優先して選ぶことが良品にめぐり合う近道でしょう。