エタノール入りの美容クリームって30代女性の肌に悪いの?
エタノール入り美容クリームは30代女性のお肌に悪いと聞くけど本当?
化粧品によく入っているエタノールですが、殺菌作用、乳化作用、防腐作用、清涼作用、お肌の引き締め効果、など様々な働きがあります。
エタノールとはアルコールの一種で消毒液として用いるイメージが強いですが食品の添加物などにも使われています。
化粧品へのエタノールの有無については賛否両論ありますが、使用しても問題ない肌と、使用を控えた方が良い肌があります。
エタノールは乳化作用があり水と油が混ざりやすくなるので皮脂を多く落とし清涼作用があるためすっきりとした使用感が得られます。
思春期ニキビに悩まれているようなお肌には合うかもしれません。ただし皮脂を一時的に落とすことに過ぎないため、皮脂の分泌量を減少することはできません。
そしてアルコールには揮発作用があるため、必要な水分も蒸発させてしまい肌が乾燥しすぎる危険があります。
エタノール入りの美容クリームは肌が弱い30代女性は控えたほうが良い
美容クリームでもエタノールが入っていると塗ってすぐ揮発するので、まるで肌に浸透したように思えてしまいますが、実際は浸透しているわけではないのです。。
さらにエタノールは、有害な細菌やアレルゲン物質から守るために肌を弱酸性に保つ作用がある常在菌を殺菌してしまいます。
一度殺菌されてしまうと常在菌が元に戻るのは12時間後と言われています。毎日朝、晩と使用してしまうと皮膚が弱酸性に保てず、皮膚の免疫力低下につながります。
また、使用して痒みがでたり赤くなる方もいます。もちろん化粧品との相性もありますが、アルコールに対するアレルギーの可能性があります。
特に日本人はアルコールを分解する酵素が少なく、約半数の人がアルコールに対するアレルギーを持っているといわれています。エタノールに限った話ではありませんが、アルコールが含まれている化粧品は注意が必要です。
保湿がメインとなる30代女性の肌にはエタノール入りのタイプだと皮脂を過剰に落とし水分の蒸発により乾燥が悪化してしまいます。
クリームが浸透している感じは得られるかもしれませんが、実際には揮発しているだけということを念頭において、皮膚の免疫力が低下しないようエタノールが入っていないタイプを使用することが大切です。